「簿記2級を取得して今後に活かしたい」
「企業で経理の仕事に就きたい」
「将来、起業して独立も考えている」
そう考えている人には是非ともおすすめの資格です!
日商簿記2級は将来、役に立つ資格といっても過言ではありません。
2級を取得することで、就職や転職でアピールできたり、起業して経営する際に決算書が読めたり、会社の業績の良し悪しを把握できたりといいことだらけ!
2級は正しい学習をすれば合格することのできる試験です。
とはいえ、いざ学習しようと参考書や問題集を買おうと思っても、どれを買えば良いのか迷うはず。
この記事では日商簿記2級合格へのおすすめの参考書や問題集を紹介していきます。
私もこれから紹介する参考書や問題集を使って学習して、一発合格を勝ち取ることができました。
ぜひ、最後までお読みください!
日商簿記2級の参考書・問題集の選び方のポイント3選
日商簿記2級では、参考書や問題集の選び方が重要です。
選び方のポイントについて3つ説明します。
- 最新のものを選ぶ
- イラストや図が充実しているものを選ぶ
- 解き方のテクニックや解説が分かりやすいものを選ぶ
順に解説します。
最新のものを選ぶ
日商簿記2級の参考書や問題集を選ぶ際に重要となるのは、【最新のものかどうか】です。
試験範囲が改訂されることがあります。もし、古いバージョンの参考書を間違って購入してしまうと、範囲が全然違うことがあり、痛い目を見る羽目に。
また、IT化が進んできたこともあり、電子記録債権やクレジット売掛金といったものが登場したり、企業同士の合併・子会社化などの影響で連結会計が出題されたりと論点が追加されています。
したがって参考書や問題集を選ぶときは十分に注意が必要!
ご購入の際は必ず最新のバージョンになっているのかをよく確認するようにしてください!
イラストや図が充実しているものを選ぶ
2つ目のポイントは、特に参考書を選ぶ際に重要になってきます。それはイラストや図が充実しているかどうかというポイントです。
いざ、学習しようとするものの、文章だけが羅列されていて、分かりにくいものだと、学習のモチベーションが下がってしまいますよね?
また、簿記2級になると商業簿記に加えて工業簿記という新たな項目を学習をする必要があります。
せっかく新たな項目を学習をするなら、イラストや図が描かれている分かりやすいもので勉強したいですよね?
特に参考書を選ぶ際にはイラストや図が充実しているものを選ぶようにしましょう。
解き方のテクニックや解説が分かりやすいものを選ぶ
最後は、特に問題集を選ぶときに重要になってきます。何かというと【解き方のテクニックや解説が分かりやすく説明されているかどうか】というポイントです。
間違えた問題を復習する際に、どのように解いたら良いのかが載っていなかったりや解説が分かりにくかったりすると、それだけでもう嫌になっちゃいますよね?
解き方のテクニックや解説が分かりやすく説明されているものを必ず選ぶようにしてください!
日商簿記2級のおすすめの参考書・問題集10選
私がおすすめする日商簿記2級の参考書・問題集を紹介していきます。
1 みんなが欲しかった 簿記の教科書
2 みんなが欲しかった 簿記の問題集
3 よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト日商簿記2級
4 よくわかる簿記シリーズ 合格トレーニング日商簿記2級
5 スッキリわかる 日商簿記2級 テキスト+問題集
6 スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集
7 日商簿記2級 みんなが欲しかったやさしすぎる解き方の本
8 網羅型完全予想問題集
9 第○回をあてるTAC直前予想
10 合格するための過去問題集
みんなが欲しかった 簿記の教科書
まず最初に紹介するのは、「みんなが欲しかった 簿記の教科書」です。
なんといっても、カラー版で分かりやすいおすすめの1冊!初めて学習する人には取り組みやすくなっているといっても過言ではありません。図解が単元ごとにあり、初めて簿記を学習される方でも理解しやすいですよ。
この参考書は以下の3つの項目があります。
- これならわかる!!
- ひとこと
- 基本問題
受験生がつまづきやすそうな点は、「これならわかる!!」という欄で、身近な例を使って、丁寧に解説してくれています。「なぜそうなるの?」「どうしてなの?」というモヤモヤポイントに関しては「これならわかる!!」を確認すれば安心!!
さらに「ひとこと」という箇所があります。これは、プラスアルファで補足説明をしてくれている箇所のことです。より一層理解を深めるためには「ひとこと」を確認!
各単元の最後には「基本問題」があります。これは、単元の内容がきっちりと理解できているのかを確認するためのものです。
自分の理解度を試すには「基本問題」を解くことは必要不可欠!
日商簿記2級を学習する1冊目としてうってつけの参考書です。
みんなが欲しかった 簿記の問題集
2つ目に紹介するものは「みんなが欲しかった 簿記の問題集」です。
内容をマスターすることができたら、問題演習に取りかかりましょう。
特徴として、本番の試験レベルの問題からスタートしていること。いくら参考書を使って内容を理解していたとしても、本番の試験レベルを解くことができなければ、合格することができません。
各問題において、よく出される問題パターンをきっちりとマスターすることによって、合格するための力を身につけられます。
「みんなが欲しかった 簿記の問題集」は先ほど紹介した「みんなが欲しかった 簿記の教科書」と対応!問題ごとに「みんなが欲しかった 簿記の教科書」対応のCHAPTERが記載されているので、間違えた問題が復習しやすくなっています。
「え、教科書に戻っている時間なんてないよ…」という人はどうすれば良いのかという声が聞こえてきそうです。安心してください!教科書で復習する時間が無い人も、きっちりと問題集にもポイントがまとめられているので、復習することが可能!
本試験と同じ形式の模擬試験が6回分(商業簿記:3回分/工業簿記:3回分)収載されています。
時間(2時間)を計って解くことによって、本番の試験の感覚をつかむことができます。
日商簿記2級の問題を解く1冊目としてうってつけの問題集となります。
よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト日商簿記2級
3つ目は「よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト日商簿記2級」です。
みんなが欲しかったシリーズとは違い、カラフルではないので、初学者にとっては取り組みにくい印象を受けるかもしれません。
しかし、「よくわかる簿記シリーズ」のメリットは、知識が豊富でより深く理解しやすいという点。
本書では、各テーマの冒頭部分にそのテーマで学習する範囲が示されているので、事前に学習範囲を知ることができます。適宜、図解や表も示されているので、学習内容を簡単に理解しやすいです。また、学習論点のまとめ・計算公式・規定などは独立してまとめられているので、暗記する際にとても便利!
「よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト」の特徴といえば、論点がきっちりと理解できているのかを「基本例題」や「設例」という形で示されています。この「基本例題」や「設例」を活用することによって、その論点の学習理解度をチェックすることが可能です。さらに、このテキストには発展的な論点については「supplement」の欄に、まとめてくれています。
あと、ステップアップを意識されているなら、この参考書は相性が良いと言えます。
その理由は日商簿記1級をはじめ、税理士や公認会計士などの上位資格を意識した知識が所々に入っているからです。
豊富な情報量で日商簿記2級を学習したい、ステップアップを考えているので将来を見据えて学習したい人には是非ともおすすめの参考書です。
よくわかる簿記シリーズ 合格トレーニング日商簿記2級
4つ目に紹介するのは「よくわかる簿記シリーズ 合格トレーニング日商簿記2級」です。
この問題集は「よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト日商簿記2級」と対応しています。
特徴としては、たくさんの問題が演習できるという点です。各単元によって、問題数に違いがあります。しかし、合格のために十分な問題数が収載されていますので、ガッツリと問題を演習したい人はおすすめの問題集ですよ。
私は、この問題集を4周〜5周することで一発合格をすることができました。
たくさんの問題を演習して、慣れておきたいという人にはおすすめの問題集です。
スッキリわかる 日商簿記2級 テキスト+問題集
5冊目は「スッキリわかる 日商簿記2級 テキスト+問題集」を紹介していきます。
このシリーズはなんといってもネコのキャラクターでお馴染みのシリーズです。
イラストがふんだんに使われており、猫のキャラクターがストーリー仕立てで解説をしてくれていますので簿記を学習しようと思う人がとっつきやすいのも特徴です。
テキスト+問題集という一体型のテキストになっています。参考書や問題集が別々になっているものだと、どうしても学習したらしっぱなしで放置してしまうという状態が生まれてしまいがち。
しかし、一体型テキストの場合、学習をして知識を入れた後、問題集できっちりアウトプットができるのかをすぐに確認することができます。そうすることで、学習して放置してしまう状態を防止することが可能です。
知識を入れて、すぐに問題演習で理解度を確認したい人にはおすすめです。
スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集
6冊目は、「スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集」です。
最大の特徴は過去問と予想問題集が一体化されている点。
過去問題が6回分・予想問題集が3回分の全9回分が収載されています。
さらに、新傾向の問題対策も収載されているので、過去問題・予想問題・新傾向問題が一気に対策できます。
過去問や予想問題集・新傾向問題を一度に対策してしまいたいという人にはおすすめの問題集となります。
日商簿記2級 みんなが欲しかったやさしすぎる解き方の本
7冊目に紹介するのは「日商簿記2級 みんなが欲しかったやさしすぎる解き方の本」です。
この問題集は私が簿記2級を学習した時は特にお世話になった1冊といっても過言ではありません。
知識をインプットしたのにいざ問題を解こうとすると、どのように知識をアウトプットして使えば良いのかわからないという経験はありませんか?そんなお悩みの方にはぜひおすすめしたい1冊になります!どのようにアウトプットをすれば良いのかを各項目で「解き方の道しるべ」という名のロードマップが記されています。
「日商簿記2級 みんなが欲しかったやさしすぎる解き方の本」の最大の特徴は、項目別(現金預金・株主資本変動計算書など)で問題演習することができることです。
私は「日商簿記2級 みんなが欲しかったやさしすぎる解き方の本」のおかげで、知識をアウトプットすることができ、定着させることができるようになりました。
知識は一通り学習したけど、問題集を通してアウトプットしたい人にはぜひおすすめの1冊!
日商簿記2級 網羅型完全予想問題集
8冊目に紹介するのは「網羅型完全予想問題集」になります。
「網羅型完全予想問題集」の特徴は3つです。
- 日商簿記2級の試験のあらゆる出題パターンが盛り込まれていること
- 12回分の予想問題によって実践力が身につくように構成されていること
- 年3回の試験に向けて、いつからでも使用できること
本番は2時間の試験で12回分の収載なのでたった1日分の学習であらゆる問題のパターンに対応できるような構成です。また、普通のテキストだと、第○回と書かれていることがあり、その回の対策し
かできないのに対して、「日商簿記2級 網羅型完全予想問題集」の場合、いつからでも使用可能!
日商簿記2級の全出題パターンは出題パターン表というページがありますので、
それを見れば一目暸然で分かるようになっています。
また出題パターン対応表には、上で紹介した「みんなが欲しかったシリーズ 簿記の教科書」や「よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト」・「スッキリわかる 日商簿記2級 テキスト&問題集」とも対応しています。予想問題集で出てきた問題がそれぞれ参考書のどの章にあたるのか、どのCHAPTERに当たるのかが親切に書かれていますので復習に便利です。
最初は解くことができない問題があるかもしれません。しかし、解説をしっかりと理解したり、解き直しを繰り返したりすることでマスターすることができます。
「本番で実力の発揮ができるのか…」という不安は、この問題集をマスターすることで解消可能!
日商簿記2級合格への実力をつけて本番に対する不安を解消したい人におすすめの1冊です。
第○回をあてるTAC直前予想
「第◯回をあてるTAC直前予想」は本番直前に販売される問題集です。
「第○回をあて直前予想」を購入された方には4つの特典があります。
3つ目は、「仕訳カード」です。簿記において仕訳が重要といっても過言ではありません。簿記を制するには仕訳をきっちりとマスターしておく必要があります。
仕訳カードは以下の構成です。
- 表面:問題
- 裏面:解答
おすすめの使い方は、仕訳カードを本体から取り外し、リング穴を外してリングや紐で閉じて単語カードのような使い方です。そうすることで、空き時間に暗記できますよ。
4つ目は、「解き方レクチャー」です。なんと、予想問題に解説動画付き!!
自力で解いてみて、解き方が分からなかった問題や間違えた問題を視聴することで、解き方やなぜ間違えたのかが分かります。
予想模試については第1予想〜第3予想、そしてプラスワン予想という名前で全4回分の模試を演習できるような構成です。さらに、合格る(うかる)タイムラインという名前で、どの順序で解けば良いのかを丁寧に解説!
試験直前に予想問題を解いて、仕訳や解き方などの最終確認をしたい人にはおすすめの問題集です。
合格するための過去問題集
過去問の演習はこの1冊があれば十分!
この問題集の最大の特徴は、【第1部 TAC式 出題別攻略テクニック編】と【第2部 出題回数別過去問題編】の2部構成!
まず【第1部 TAC式 出題別攻略テクニック編】では大問別に問題攻略の方法について記載されています。「攻略テクニック」や「精算表の戦略的解法術」の項目で問題の攻略テクニックが示されていたり、解法の手順が示されたりしています。また合格するために必要となるラインも示してくれているので、学習する際の指標にできます。
次に【第2部 出題回数別過去問題編】では回数別に収載されています。過去問演習の際には、本番と同じように時間を計ることはもちろん、解く順序も考えて解くことが効果的!
「解答への道」というページでは、問題の全体の講評とその回の平均合格率(全国)が記されているので、難易度を一目で知れます。また、「解答への道」では、問題を解く順番も示してくれています。問題を解く際の戦略を立てることが可能です。
それぞれの大問で問題の難易度がランク付けされています。
例えば以下のような感じです。
A:普通の問題
B:やや難しい問題
C:難問
問題を解くにあたっての注意点、覚えておきたいポイントが示されています。
各問ごとの点数を別冊の「チェック・リスト」で集計することができ、全体を最低でも2回繰り返して解くことがおすすめです。
日商簿記2級で過去問を演習したい人には是非ともおすすめの問題集です!
以下の記事で、級が異なるものの同じシリーズをおすすめしているものもあります。ぜひ参考に読んでみてくださいね。
最後に
今回の記事では、日商簿記2級において重要となる参考書や問題集をどのように選べば良いのか、具体的にどの教材がおすすめであるのかについて紹介していきました。
日商簿記2級を学習したいという方は是非とも検討いただければと思います。
一発合格を勝ち取りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
[…] 【日商簿記検定2級】一発合格におすすめの参考書・問題集10選 […]